同じリストに何周も電話をかけるうちに、つながる件数もアポ率も下がってきた、という状況は珍しくありません。差が出るのは話法よりも、関心があるか分からないまま架電先を選んでいる点です。電話は残したまま架電先の選び方を変えたいインサイドセールス責任者に向けて、反応した企業から追う手順と、アポ数・費用の目安、アクティブな営業リスト140万社以上(2026年10月時点)の使い方を整理します。
テレアポのアポ率が下がり、リストが減る理由は?やめるべきか

やめる必要はなく、電話をかける先の選び方を変える段階です。リストの消耗もアポ率の低下も、電話そのものより「誰にかけるか」で起きやすくなります。
原因は大きく2つの軸に分けられます。
- 繰り返しの軸: 同じリストに何周も架電し、新しくかけられる先が減っていく
- 関心の軸: 相手に関心があるか分からないまま、順番に電話をかけている
同じリストへの架電の繰り返しが消耗を招く
一度架電した企業には、不在、受付での辞退、担当者不在といった履歴が残ります。再架電を重ねるほど、まだ一度も電話していない先は減り、リストの中身は「すでにかけた企業」が大半を占めるようになります。
同じ企業に何度も電話すると、受付の側でも社名に見覚えが出てきます。その結果、担当者につないでもらえる確率は下がりやすくなります。リストの枯渇とアポ率の低下は、同じ原因から同時に進むケースが少なくありません。
関心の有無が分からないまま架電する構造
もう一つの軸は、電話をかける時点で相手の関心が分からないことです。見込み客の自己申告で、自社テレアポのアポ率が0.2%前後という声があります。一社の例であり、業界平均を示す数字ではありません。
この水準を1,000件の架電に当てはめると、アポは2件前後です。つまり大半の電話は、関心のない相手への架電になります。架電する人の工数も、受ける側の負担も、ここで大きくなります。
結論は「やめる」ではなく「電話をかける先の選び方を変える」
電話は、関心のある相手に使うと強い手段です。その場で疑問に答えられ、日程もその場で決められます。弱点は「誰にかけるか」を選べていない点にあります。
選び方を変える方法は、電話の前に別の手段で反応を見ておくことです。反応した企業から先にかければ、同じリストの周回に頼らずに済みます。候補となる企業の母数は、アクティブな営業リストで140万社以上、法人リスト全体では500万社以上あります。リストの補充の方法は、後半の節で紹介します。
テレアポと組み合わせられる手段は?電話の「前」と「後」で分ける

電話の前に使う手段と後に使う手段に分けると、組み合わせが決まります。前に使うものは関心の有無を探り、後に使うものは電話で生まれた接点を育てます。
電話の前に使う手段(フォーム営業・メール・手紙/DM・SNS)
電話の前に使う手段は、架電先を選ぶための「ふるい」になります。相性と手間は次のとおりです。
- フォーム営業: 企業の問い合わせフォームから文面を送る。件数を出しやすく、URLのクリックで関心を測れる
- メール: 担当部署のアドレスに送る。文面の改善を繰り返しやすい
- 手紙・DM: 郵送で届く。到達の確実さは高いが、1通あたりの費用と準備の手間が大きい
- SNS: 発信やメッセージで接点をつくる。費用は抑えられるが、成果までに時間がかかる
フォーム営業とメールは、件数を出して反応を測る用途に向いています。 手紙・DMとSNSは、狙う企業を絞って丁寧に接点をつくる用途に向いています。AIアポろうくんは、このうちフォーム営業とメールの選択肢の一つです。他の手段が劣るわけではなく、商材と体制で選び分けます。
電話の後に使う手段(展示会・紹介・メールでのフォロー)
電話の後に使う手段は、接点を商談へ育てる役目です。
- メールでのフォロー: 電話で話した内容を文面で残し、資料や日程候補を送る
- 展示会: 電話で関心を聞いた企業に、会場での面談を案内する
- 紹介: 商談になった企業から、関連する企業を紹介してもらう
費用の面では、紹介はほとんどかからない場合もあります。紹介は自力で始められ、信頼の高い接点になりやすい手段です。ただし件数は自分で増やしにくいため、架電先が枯渇した状況の主力には向きません。
無料・自力でできる組み合わせ
費用をかけずに始められる組み合わせもあります。たとえば、過去の商談先に近況を伺うメールを送り、返信があった企業に電話する流れです。展示会で交換した名刺に礼状を送り、返信があった相手から架電する方法もあります。
どちらも、電話の前に「反応の有無」というふるいを入れる点は共通です。手作業のため、数十件から数百件の規模では回りますが、数千件規模になると手間が大きくなります。件数が必要になった段階で、送信の自動化を検討するのも一つの方法です。
フォーム送信は全件届くわけではない(成功率30〜40%)
フォーム送信を使う場合、すべての企業に届くわけではありません。公式値のフォーム送信成功率は30〜40%です。送信先のフォームの状態によって、送信が完了しない企業も出ます。
このため、送信数がそのまま接触数にはなりません。この数字は、反応した企業を電話で追う設計の前提になります。届いた企業の中からURLをクリックした企業を見つける、という絞り込みが、次の節の手順につながります。
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フォーム営業で反応した企業にテレアポする手順は?5つのステップで組む

反応した企業に電話する流れは、5つの手順で組めます。送る先を絞り、除外し、送り、クリックを確認し、その企業に優先して電話します。
- 求人・プレスリリース・広告出稿などの動きがある企業に絞る
- お断りの会社と送信済みの会社を除く
- URL入りの文面でフォーム送信する(2,000件を約10分)
- URLをクリックした企業を確認する
- その企業に優先して電話する
手順①〜③: 動きのある企業に絞り、お断り・送信済みを除いて送る
手順①は、求人・プレスリリース・広告出稿などの動きがある企業に絞ることです。動きのある企業は、人や予算を使って何かに取り組んでいるため、提案との接点が見つかりやすくなります。文面にも「なぜ今ご連絡するのか」を書けます。
手順②は除外です。拒否リスト(URL・メールアドレス・ドメイン)と重複送信のブロックを使い、お断りの会社や送信済みの会社に送らないようにします。見落としやすいのは、電話で断られた企業を拒否リストに入れ忘れる点です。電話の結果を、送信側の除外にも反映させます。
手順③は、URL入りの文面でフォーム送信することです。送信速度は2,000件を約10分で、手作業で1件ずつ入力する場合とは桁が変わります。URLは、クリックされたかどうかを測る目印になります。そのため、文面にはURLを必ず入れ、遷移先で何が分かるかを一言添えておきます。
手順④〜⑤: URLをクリックした企業を確認し、優先して電話する
手順④では、送信文面のURLのクリックを計測し、関心を示した企業を確認します(URL遷移検知)。送った全社ではなく、反応のあった企業だけが一覧になります。
手順⑤では、その企業に優先して電話します。冒頭で「先日お送りした資料をご覧いただいたかと思い」と切り出せるため、突然の電話よりも話が進みやすくなります。判断の分かれ目は、クリック直後に電話するか、数日置くかです。まずは翌営業日までに架電する運用で始め、つながりやすさを見ながら調整する進め方が現実的です。
分かること・分からないこと
分かるのは、関心を示した「企業」までです。クリックしたのが誰なのか、個人や担当者までは特定できません。そのため電話では「ご担当の方」に取り次いでもらう前提で、用件を簡潔に伝える準備が必要です。
また、クリックしなかった企業が関心を持っていないとは限りません。クリックの有無は、電話の優先順位を決める材料と考えます。優先度の低い企業へは、時期をずらして再送する運用もできます。
事例: 株式会社HAMONIはフォーム営業でどう商談を作ったか
株式会社HAMONI(バズグルメ探索サービス・SNS運用支援・Web制作)は、手作業で1日10件、月200件ほどだったフォーム営業を、AIアポろうくんで月16,000件の送信トライに増やしました。うち4,171件が送信成功し、月およそ10件の商談につながっています。
商談1件あたりの費用は約5,500円です。1回500件のトライで成功は129件〜300件と幅があり、2026年3月から毎日運用しています。同社の条件での数値であり、同じ結果を約束するものではありません。詳しくは事例を読むで確認できます。
フォーム送信→クリックした企業に電話、の流れは、自社のリストで試せます。5日間の無料トライアルでは営業リストを1,000件までダウンロードできます(送信は有料プランです)。「5日間の無料トライアルを始める」から30分のご案内を予約できます。
ダウンロードしたリストで、自社のターゲットに当たる企業を確かめられます。
枯渇したテレアポのリストをどう補充する?無料の方法から140万社の抽出まで

まず無料の掘り起こしを試し、足りなければ動きのある企業に絞って抽出します。順に、費用をかけずにできる方法から見ていきます。
まず試せる無料の掘り起こし(過去商談・展示会名刺)
最初に手を付けやすいのは、社内に眠っているリストです。
- 過去に商談したものの、見送りになった企業
- 展示会で名刺交換したきり、連絡していない企業
- 以前に資料請求があり、その後の接点が途切れた企業
時間が空いた企業は、状況が変わっている可能性があります。担当者の異動や予算の組み直しで、以前と答えが変わる場合もあります。費用がかからず、関心の履歴もあるため、補充の最初の手段として向いています。ただし、母数は自社の過去の活動量で決まるので、継続して補充する源泉にはなりにくい点が限界です。
求人サイト・プレスリリースからの手作業抽出と、その手間
次に、求人サイトやプレスリリースの配信サイトから、動きのある企業を手作業で探す方法があります。募集を出している企業や、新サービスを発表した企業は、提案の入り口を見つけやすい相手です。
この方法は、手間が大きくなりがちです。1社ずつ掲載内容を読み、会社名と連絡先を控え、重複を確認する作業は、数十社でも時間がかかりやすいものです。数百社規模を継続的に補充するには、担当者の時間を日常的に確保しなければなりません。
動きのある企業に絞って抽出する(140万社以上から)
手作業で回らなくなった段階で、リストの母数を広げる選択肢があります。AIアポろうくんには、アクティブな営業リストが140万社以上あります(法人リスト全体は500万社以上)。この中から、求人・プレスリリース・広告出稿などの動きがある企業に絞って抽出できます。
5日間の無料トライアルでダウンロードしたリストで、自社のターゲットに近い企業がどのくらいあるかを確かめれば、架電と送信に使える母数の見通しが立ちます。手作業で探していた「動きのある企業」を、条件指定で一覧にできる点が違いです。
お断りの会社を拒否リストに入れて再送を防ぐ
リストを補充すると、過去に断られた企業が混ざる可能性があります。拒否リスト(URL・メールアドレス・ドメイン)にお断りの会社を登録しておけば、再度送ってしまうことを防げます。重複送信のブロックと合わせて使うと、送信済みの会社にも重ねて送りません。
電話でお断りの意思を聞いた企業は、その場で登録対象にします。運用のコツは、架電担当と送信担当の間で、拒否リストの更新を共有する仕組みを決めておくことです。事例は前の節のHAMONIが参考になります。
併用するとアポ数と費用はどのくらいか?送信数×0.05〜0.5%で見る

アポ数の目安は送信数×0.05〜0.5%で、幅のまま見ます。商材とリストによって変わるため、幅で見ておくと実態に近い見積もりになります。
アポ数の目安は「送信数×0.05〜0.5%」(幅のまま見る)
アポ率は、送った数を分母にして、送信数の0.05〜0.5%が目安です。1万件を送信した場合、アポ数は5〜50件の幅になります。
- 1万件送信 → 5〜50件
- 分母は「送った数」なので、送信成功率の30〜40%は掛けたり割ったりしない
成功率を掛けると二重の計算になるため、送信数にそのまま目安を当てます。この幅の中のどこに収まるかは、商材の単価や相手の業種によって変わります。 また、クリックした企業へ電話で追いかけた場合の上乗せ分は、保証できません。電話の結果は、架電する人の対応や時期にも左右されるためです。
料金は年間月額5万円・半年月額6.25万円(税抜)、初期費用0円
AIアポろうくんの料金は、年間プランが月額5万円、半年プランが月額6.25万円です(いずれも税抜)。初期費用は0円です。
送信数が増えても月額が変わらない点が、1通ごとや1アポごとの課金と違います。そのため、送る量を増やすほど、1件あたりの費用は下がりやすくなります。自社の想定送信数と目安のアポ率を当てはめて、月額に対する見合いを試算できます。
CPAが下がった事例(Tsumiki Tech)を、条件の違いを踏まえて読む
営業支援のTsumiki Techでは、CPA(1件あたりの獲得費用)が3〜5万円から1万円以下になりました。500件の営業リストを5分で送信し、送信成功率は40%超です。30分の実働で4件のアポを獲得しています。
ここでの「40%超」は同社の事例値で、前の節で述べた公式値の30〜40%とは別のものです。業種、リスト、文面、商材の単価が違えば、結果も変わります。自社の数字として当てはめるのではなく、費用が下がる方向に動いた一例として読むのが適切です。事例の詳細はTsumiki Techの実績紹介で確認できます。
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フォーム営業の向き不向きは業種名ではなく商材条件で決まります。向いている4条件、向かないケースと代替手段、事例3社、アポ数の試算、小さく試す手順を整理します。
テレアポ代行や手紙サービスと比較すると?外注と「架電は自社」の分担

架電要員がいなければ外注、いれば架電は自社で、選定をフォーム営業に任せる分担もあります。体制によって向く方法が変わります。
テレアポ代行・手紙/DMサービスの料金体系と開始までの流れ
テレアポ代行の料金体系は、大きく3種類に分かれます。
- 成果報酬型: アポが取れた件数に応じて支払う
- コール課金型: 架電した件数に応じて支払う
- 月額型: 月額固定で、一定の稼働時間や件数を委託する
公開されている解説記事では、テレアポ代行の成果報酬は1アポあたり1.5万〜3万円前後が相場とされています(リードダイナミクスの解説記事より)。各社で条件が異なるため、見積もりで確認が必要です。
開始までの流れは、問い合わせ、ヒアリング、トークスクリプトの作成、架電開始の順が一般的です。手紙・DMサービスも、問い合わせ、原稿の作成、宛先リストの用意、発送という流れになります。いずれも、準備の期間と原稿づくりへの関与が必要です。
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外注が向くケース・自社架電が向くケース
外注が向くのは、次のようなケースです。
- 架電を担当できる要員がいない
- 立ち上げの期間を短くしたい
- 繁忙期だけ架電量を増やしたい
一方、自社架電が向くのは、商材の説明に専門知識が必要な場合や、顧客との会話から得た情報を社内に蓄積したい場合です。電話で聞いた反応を、そのまま商品改善や文面の見直しに生かしやすくなります。
「架電は自社、架電先の選定はフォーム営業」という分担
自社に架電体制があるなら、「架電は自社、架電先の選定にフォーム営業」という分担も選べます。フォーム送信でURLのクリックを計測し、関心を示した企業が分かれば、その企業から電話します。外注の費用を、送信側の月額に置き換える考え方です。
この分担の利点は、電話の腕を磨いてきた自社の体制を活かしながら、架電先の質を上げられる点です。体制を変えずに、電話をかける順番だけを変えられます。外注か分担かは、架電要員の有無と、1アポあたりに許容できる費用で判断できます。
まとめ: テレアポを残したまま、電話をかける先を変えるために
ここまでの要点を整理します。
- 電話をかける先の選び方を変える: アポ率の低下とリスト枯渇は、同じ相手への繰り返しや、関心が分からない架電から起きやすくなります
- 電話の前と後で手段を分ける: フォーム営業やメールは前、展示会や紹介は後に使い、フォーム送信の成功率は30〜40%を前提にします
- 5つの手順で反応した企業に電話する: 動きのある企業に絞り、お断りと送信済みを除き、URLのクリックで関心を示した企業を確認して優先的に架電します
- 無料の掘り起こしから動きのある企業の抽出へ: 過去商談や名刺を先に使い、足りなければ140万社以上のリストから絞ります
- アポ数は送信数×0.05〜0.5%、外注か自社架電かは体制で決める: 幅のまま見積もり、要員の有無で分担を選びます
自社だけで、企業の動きの把握やリストの整備を続けるのは手間が大きい作業です。もし、テレアポを残したまま架電先の質を上げたいとお考えなら、まず自社の商材で試算してみると判断しやすくなります。テレアポと併用したときの料金やアポ数の目安を社内で比べるときは、料金と機能をまとめたサービス資料が材料になります。
比較・稟議に使えるサービス資料を受け取る
自社でも同じように使えるかは、トライアルの前に確認できます。比較・稟議に使えるサービス資料を受け取れます。
導入事例:Tsumiki Tech|CPA 3〜5万円→1万円以下、送信成功率40%超 事例を読む
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